人を強くするレジリエンスについてわかりやすく書いてみた
おはようございます。SE業を生業としている小倉のよっちゃんです。
今朝はアマゾンプライムで「50回目のファーストキス」(アメリカ版:2004年米公開・2005年日本公開)を字幕で見てました。
昨年、日本版の50回目のファーストキスを一人で映画館に見に行ってました。
今日アマゾンプライムで作品を眺めていると「ほ~アメリカ版があるのか~」と思い、気になったので見てみました。
そして、僕は泣いたw
日本版は2018年にリメイクされた作品で、山田孝之・長澤まさみ主演、福田雄一監督が手掛けていて、福田組恒例のムロツヨシ・佐藤二朗も出演しています。
そっちを見てからの今回。比較しながら見てみるのは面白かったですね。個人的によりコミカルさを出している日本版が好きかも。というか福田組作品が好きなんだよな。
まあ、昨年一人で映画館行って見たときも一人泣いてたんですがw
記憶が連続して保たれているって幸せだな・・・でも、記憶がなくても愛でつながることもできるんだと思い、うるうるしてました。まあ、愛のない独り身ですが。
さて、昨日「セルフコンパッション初心者がストレスに負けない方法を書いてみた」という記事を書いていて、ちゃんと理解できていないキーワードがありました。
レジリエンス
という言葉。
昨日の記事は調べながら書いていたのですが、セルフコンパッションの記事にまとめるのができないぐらいのキーワードだったので、別記事としてまとめてみます。
それでは、行ってみます!
この記事は5分で読めます
レジリエンスとは?
元々は物理学用語でストレスと対になるものとして生まれた言葉だそうです。
ストレスが「外力による歪み」を意味し、レジリエンスは「外力による歪みを跳ね返す力」。(Wikipedia調べ)
その後ポジティブ心理学では「逆境から素早く立ち直り成長する能力」を意味するものとして使われるようになっていきます。
日本語では、「打たれ強さ」「折れない心」「心のしなやかさ」「跳ね返る力」と訳されることもあるようです。
Google翻訳によればResilienceを訳すると「弾力性」「回復力」「反発力」と出ます。
自分によくないことが起きて、そこから早く復帰して、より強くなる感じですかね。
筋トレしてて筋繊維が切れて、戻るときには以前よりも強い筋肉になる超回復的なイメージだと僕は解釈しています。
この力は、ストレスフルな現代においては必要な力ですね。
世の中、自分のあちこちをフルボッコするような出来事が多いですからね!
(´;ω;`)
最近では社会システム論や組織論などでも使われるようになってきており、注目されている力だそうです。そう考えてみると、昨日書いた記事とリンクしますよね。
レジリエンスを構成する要素
カレン・ライビッチ博士は大切な要素として、下記の8つを提唱しています。
1.自己認識
2.自制心
3.精神的敏速性
4.楽観性
5.自己効力感
6.つながり
7.生物学的要素(遺伝子)
8.ポジティブな社会制度(家族、コミュニティー、組織など)
参考:Lightworks BLOG「〔ポジティブ心理学〕レジリエンスとは 折れない心を作る6つの要素」
1~6が自分で後天的に身に着けられるものとして注目されることが多い要素です。
レジリエンスで得られるメリット
- ストレスに対して柔軟な対応ができる
- ネガティブな問題やできごとに対して、上手に付き合うことができる
- 集中力が増し、活力が高い状態になる
- 個人のパフォーマンスが高まる
- パフォーマンスアップで、有限的な資源(リソース)を余すことなく活用できる
- さらにクリエイティブな思考が働く
- 問題行動を起こしにくくなる
弱メンタルな僕も、これで強メンタルになれる!
ってほど簡単な話ではないです。
問題は必ず起きるので、その問題が起きて心が疲れた時に、どうやって復帰するか、そのアフターケアのアビリティが付く感じですよね。
それにより、パフォーマンスが高く能力をいかんなく発揮しやすい自分を作り上げていく感じなんでしょうね。
どうしたらレジリエンスを高められる?
まず最初に知っておくべきなのは、人が持つ7つのネガティブな思考。
ポジティブ心理学の第一人者でイギリスのアングリアラスキン大学大学院のイローナ・ボニウェル博士によると、人は7つのネガティブな思い込みを持っているそうです。
減点思考 「私には向いていない」「ほかの人の方が上手だ」
べき思考 「それはこうあるべきだ」「それはやるべきことじゃない」
悲観思考 「どうせ悪いことが起きる」「簡単にうまくいくわけがない」
無力思考 「私では学歴が低すぎる」「規則があるから無理だ」
自責思考 「失敗したら自分のせいだ」「失敗したら恥ずかしい」
他責思考 「うまくいかないのは他人のせいだ」「私のせいじゃない」
無責思考 「私には関係ないことだ」「最初から興味ないし」
引用:BizHint
これらのネガティブな感情が自分の我慢の閾値を超えると、心が暗黒面に落ちていくのです。
その次のステージとして4つの感情を把握していきます。
1:感情の認識
今の自分の感情を認識するところから始めます。(現実を受け止める)
2:感情の利用
感情を問題解決のために向けるように利用します。物事の見方を転換します。
3:感情の理解
自分がどのように感じるのか、自分の感情への特性に対して理解します。こういうことが嫌い、好き、苦手、得意。
4:感情の調整
自分の感情をコントロールします。今自分がどうすればいいかを考えます。
この段階まで来たら、イラショナルビリーフ(不安などによる落ち込み)をラショナルビリーフ(前向きにとらえ、逆境に打ち勝つ成長)へと変化させていきましょう。
簡潔に言えば、ポジティブシンキングであったり、完璧主義であることを捨てたり、極端な思考をやめるということです。
絶対しなきゃだめ、こうすべきだ、これができなきゃお終いだ、といったところからの脱却です。
結局どうすればいいんだろう?
上記のステップを行うのが難しい方。
僕なりにもっとシンプルにできる方法を考えてみました。
スティーブン・R・コヴィーの「7つの習慣」を身に着ければ解決できそうですね。
上記のパッケージだけ見て難しそうだなって思う方は、漫画でわかるシリーズで刊行されているので、ぜひ読んでみてください。
この本は、昨日書いたセルフ・コンパッション、マインドフルネスにも繋がっていくと思っています。
終わりに
さまざまなサイトを巡って、まとめてみましたが、レジリエンスは人間の複雑さに対して切り込んだ考え方だと思います。だからこそ、難しい。
だけど、レジリエンスを高めるために自分の感情と向き合っていくことは、しなりのある強い自分にさせてくれると思います。
ちなみにこのレジリエンスが高い人は、できるビジネスマンに多いらしいので、自分もその仲間入りしたいですね!
いろんな困難があるのが人生だけど、そのたびに落ち込むこともあるだろうけど、そのたびに復活のOでぐっと成長していきます!
0コメント