Made In Japan. 海外では中国製という意味。

今ボンビーガールを見ながらブログを書いています。

極貧シングルマザー農家の32歳女性がパリ社交界デビュー、キャバ嬢ではない淑女な姿を娘に見せるという企画を見ていました。

母娘愛を見て、涙出そうになる、やっぱり涙もろくなってきた小倉です。


そのパリがあるヨーロッパなどで、この製品「Made In Japan」っていうと「あぁ、中国製か」と思われる可能性があります。

どうしてでしょうか? この記事で一緒に勉強していきましょう!


ーー Let's Think! ーー



なんで中国製と思われてしまうのか?

昨日打ち合わせで、洋傘のトップブランドで有名な福井の企業さんに訪問した時のことです。

※どこの企業さんか「洋傘 トップブランド」ぐぐってみてください。わりとすぐに出ます。傘の人気ブランドランキングTOP12に入っています。


その企業の社長から聞いたのが、「Made In Japan」(日本製)を海外でうたうと「中国製」と思われてしまうようです。


高度経済成長期(1980年頃)には「Japan as No1」と呼ばれていました。

映画「Back to the Future 3」(1990年公開)では、マイケル・J・フォックス演じる主人公のマーティー・マクフライが「いいものは皆日本製だよ」と言うほど、日本製とは高品質でハイブランドであると認知されていました。

それがなぜ中国製と勘違いされるようになったのか。


それは「Made In Japan」とうたいながら、品質の良くない中国製を売りつけるのが横行してしまい、「これも中国製じゃね?」という認識が広がっていってしまったためです。

その結果「"Made In Japan" as "Made In China"」とされるようになってしまいました。

※今では中国も技術力をつけてきていて、中国製でも品質の良いものが増えていますので一概に全て粗悪品ということではないです。



「Japan Brand戦略」がされていない

日本のブランド戦略の失敗がここにあります。

正規品であることを示すことを盛り込んできていませんでした。これは国力の低下にも結び付いているので、今後対策を打たなければ、速攻コモディティ化していき、価値の低下がすぐに来てしまいます。

だから優れた日本製であることを示す「Made In Japan」が使えなくなってしまったのです。

悲しい(´;ω;)。



僕たちはどうしていくべきか

僕たちがすべきことは2つです。

  1. 「Made In Fukui」といったように特産性を出す
  2. 正規品であることを示す細かい技術を入れて売り出す


1に関してです。

自分たちの地元の名前を入れて特産性と紐づけて売り出すといいでしょう。そんな細かい地方の名前を使って偽装をすることはないはずです。

素晴らしい技術力を持った企業が多い日本の中小企業は、このやり方はマッチすると思います。同時に自分たちのプロダクトが地元に還元されるのは社会性と地域性の高い経済活動につながります。


2に関してです。

昨日もう一件、優れた曲面印刷技術を持つ福井の会社さんに打ち合わせで訪問したときに知ったのですが、下記のようにロゴの中に隠れた遊び心を入れることこそが、意外と正規品を示す要素になります。

例えば、「小倉」というブランドの文字の中に「小倉という細かい文字」が、入っていてルーペなどを使ってみると見分けがつくようなものです。

これは、偽装品ではできない細かい日本らしさのある技術です。

※例によって、この細かく印刷できる素晴らしい技術を持った、この企業さんも「福井の優れた曲面印刷」などでググるとすぐにわかります。特許は130以上取得、200以上を申請している会社さんです。



優れた技術を使い、そして特産性で売り込む

福井の企業さんとの打ち合わせをしていく中で、他社よりも圧倒的に突出している素晴らしい技術、そして情熱を持った企業が多くあることを知りました。

Not well known technology (あまり知られていない技術)を活用していけば、Japan Brandを世界に売り出していけると思います。

逆説的に言うと、それをしなければMade in Japanの二の舞になってしまうということです。


良いものを使い、良いものとしてしっかりと世界に発信していきましょう!



最後に!

世界に誇れる素晴らしい技術力があるのに訴求できていない社長の方、ご覧いただいていますか? 

もしも発信するのが苦手なら、お任せください。

僕の勤める会社では、それを得意としているのでお手伝いできます。

気になる方は、この記事のコメントをください。良い結果を出しますよ。

小倉のよっちゃん

福井で活動中の会社員システムエンジニア。ビジネス視点がかなり強く、作りたいものを作るよりも、結果が出ることを重要視する。使い手が使いやすいモノを提供して、おせっかいなほど親切な仕組みを世に解き放つ。高校生の頃からノベルゲームを作ったり、大学生の頃は小説を書いたりと、文章を書くのはわりと好き。デザインセンス皆無で、個人制作のCMSで「ラグジュアリーさ出すなら紫」と意気揚々と作ったが、デザイナーの先輩に「CMSにラグジュアリーさいる?ていうか紫はないわ」と言われた経験を持つ。

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福井のハッピー野郎のつぶやき

生涯最後の日に笑って逝きたいので、自分に関わる全ての人々をハッピーにしたいと思っているハッピー野郎の人生哲学・直近の出来事を掲載していく予定です。 福井で働くシステムエンジニアです。技術職の人間なので、IT・プログラミング・DB・WEB技術・インフラについても書いていきます。