これしかできないツールって実は使いやすいツール

やれることが限定されていると、実は使いやすいものになるってのが、僕の中でプチブーム。


何でもできるっていうのは、一見「あれこれできそう」と感じて、「これしかできない」よりも包括的でいいじゃん!って思うかもしれません。

でも、実は、あれこれできるってのは、その数だけ探さないといけないし覚えないといけなくて、使いにくかったりします。


Ameba Owndの使い方例


最近はそういう方向に進んでいるのかなと思います。

例えばOwndでこの文章を装飾するときは、下記のような簡易エディタを使います。

  • 太字
  • 斜線
  • 下線
  • 取り消し線
  • リンク
  • 右寄せ
  • 中央寄せ
  • 左寄せ
  • 大きさ5段階
  • リスト
  • 番号月付きリスト


これだけしか装飾させてくれません。

だからこそ、レイアウトを崩さない美しいレスポンシブなサイトを維持しながら記事を投稿することができます。


僕ひとりでこのブログを書いていますが、ほかの誰かがやったとしても、コンテンツの質は変わっても、レイアウトは統一されており、読みやすさは確保されます。


そして、直観性があり、パソコンが苦手な人間でも出来ちゃうという寸法です。

昨月公開されたWordPress5も、直観的でわかりやすいエディタになっています。


自分が元々この手のものに慣れているのもありますが、まったく迷うことなくスタートすることができました。

学習時間0でできちゃったわけです。


今後出てくるサービスは、このようにとても限定した操作しかできないものが増えると予想しています。そうやって尖ったサービスこそ、より多くのユーザが使いやすい操作性とエクスペリエンスを提供してくれます。


今、何らかのサービスを作っている人がいるとして、それがあれもこれも包括的にできて便利なものにしようとするのであれば、ターゲットごとに絞り込んで「これしかできない」というサービスを複数提供するほうが、今の時代にヒットすると思います。


ちなみに僕が現在手掛けているプロジェクトの新サービスもこの理念があります。

学習コストを下げ、わかりやすくて使いやすい。誰がやっても均一な作業ができる。

サービスだけでなくて、プロダクト、ビジネスモデルなどでもあらゆるところに応用できる考え方ですので、ぜひ取り入れて見てください。


時代に合った良いものをユーザに提供していきましょう!

小倉のよっちゃん

福井で活動中の会社員システムエンジニア。ビジネス視点がかなり強く、作りたいものを作るよりも、結果が出ることを重要視する。使い手が使いやすいモノを提供して、おせっかいなほど親切な仕組みを世に解き放つ。高校生の頃からノベルゲームを作ったり、大学生の頃は小説を書いたりと、文章を書くのはわりと好き。デザインセンス皆無で、個人制作のCMSで「ラグジュアリーさ出すなら紫」と意気揚々と作ったが、デザイナーの先輩に「CMSにラグジュアリーさいる?ていうか紫はないわ」と言われた経験を持つ。

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福井のハッピー野郎のつぶやき

生涯最後の日に笑って逝きたいので、自分に関わる全ての人々をハッピーにしたいと思っているハッピー野郎の人生哲学・直近の出来事を掲載していく予定です。 福井で働くシステムエンジニアです。技術職の人間なので、IT・プログラミング・DB・WEB技術・インフラについても書いていきます。