企業人が意外と知らないサイトの種類
昨年からいろいろな企業の方のお話を聞きますが、意外とホームページ(サイト)の種類について知らないもんだなぁと思います。
たぶんサイト制作会社は、そこをちゃんと説明せずに契約とってたりするのではと。
まあ、それを理解させちゃうと自分たちに都合の悪いことがあるからだと思いますけどね。
スキル不足とか、費用を多くもらえないとか。
それって、そのお客さんに失礼じゃないですかね~と思いながら。
これわかっていないと売上を上げたいから作ったのに売り上げが上がらないとか、ブランディングがうまくできないとか、自社を発信できないとか、様々な弊害が生まれます。
で、結局どんな種類があるの?
一般的にホームページといっても、大きく分けて4つあるんですよね。
(SNSとかブログのそれと、ホームページは別物ということでお話しします)
- コーポレートサイト
- ECサイト(販売サイト)
- ブランドサイト
- リクルートサイト
それぞれ、目的別で存在意義があります。
コーポレートサイト
いわゆる私たちの企業はこんな会社です。というのを紹介するサイトです。
2000年代に作られたホームページは、これが多いです。
というのも、当時はホームページを持っている企業は少なく、名刺代わりに作りませんか?ということで、作った企業が多かったです。
自社ページを持っていないということは、デジタル分野に疎いですよ、と言ってしまっているようなもので、今の時代でコーポレートサイトの1つも作っていないところは、絶対に必要です。
ただし、このサイトを作ることによって会社の知名度や理解が進んでも売り上げにつながらないので注意が必要です。
最近多いのは、売り上げをあげたいからサイトを変えたいと言っている企業に対して、「UIを良くして、ユーザビリティを上げた、かっこいいサイトを作りましょう」と売り込むページ制作業者には注意が必要です。
悪質な業者ということではなく、目的と作るものを誤認させて仕事をとる会社なので注意したほうがいいということです。
また、WEB技術の進化は早いので、やたり動きのあるリッチなサイトを作りたがる傾向がありますが、ぶっちゃけ1回見たらそのアニメーションいらないです。ってこともあります。
(WPとかで簡単にできちゃうので、UXがどうこう~とか言って、無駄に動きのあるサイトを作ってくれる優しい?制作会社があります。)
ECサイト(販売サイト)
Eコマースするための特化サイトです。モノの売買をするサイトです。
Amazonや楽天、ヤフーショッピングとは違い、自社の製品だけを見せたいように見せることができます。
また1つの販売チャネルになりますので、売り上げを上げる場合には、販売サイトを作るべきです。
お金が絡むので、ホームページ制作会社は、この手のサイトを作りたがらない傾向があります。もしくは「EC-CUBE」というオープンソースで無料のパッケージの導入だけして、あとはシクヨロと任せる業者もいます。
簡単な設定まではしてくれるところもありますが、よくわからないけど勧められて簡単に導入するというのは、僕はお勧めしません。
独特な商品の価格設定やオプションのせいで導入できない場合は、SIer企業(システム開発会社)に独自の商材にあったECサイトを作ってもらいましょう
ちなみにオーダーメイドでモノを作れるメーカーさんがやるには、縦横によって価格が変わるので、結構大変です。
この商品は○○円、というのが決まっていないと普通のカートシステムでは売れないです。
僕が現在作っているサービスは、それを実現できるシステムを作っているので、相談したい方は、この記事のコメントに書き残してください。
ブランドサイト
企業が持つブランド1つ1つの魅力をしっかりと訴求して、ブランドイメージアップやブランド価値を上げるために作ります。
今すぐ稼ぐためのサイトではなく、未来のための投資みたいなもんです。
TOYOTAのレクサスサイトみたいな感じですね。
中小企業である程度、会社が成長してきてブランドを立ち上げたら作るようにしましょう。こういうサイトは、とにかくブランドイメージを動きとビジュアルでサイトに訪れたユーザに独自性をアピールするといいです。
リクルートサイト
自社の求人をするためのサイトです。そのまんまですね。
リクルートを集約しているサイトにリクナビとかマイナビなどがあります。INDEEDなども。
それとはまったく別に自社に興味を持ってくれて閲覧してくれている社員候補生となりうるユーザに独自性のある訴求をすることができます。
好きなように、より魅力的に情報を載せることができます。
昨今、販売するサイトを作る、というニーズよりも求人をするニーズが広がっていると感じます。
そのためか、Googleさんも本格的にGoogle For Jobsという新たな仕組みを最近リリースしました。
これは、Google検索で簡単に求人が探せるようになるというロジックです。今までは、リクナビとかマイナビ、INDEEDなどを使わないと求人情報を掲載しても効果が薄かったのですが、これからは自社リクルートサイトが、そのような形で検索にヒットする世の中にシフトしていきますので、リクルートサイトを作りたいという人は増えてくると予測されます。
その時に慌ててあこぎな業者に捕まらないように気を付けてくださいね。
以上、ホームページにもいろいろな種類があるよ、ということをご紹介しました。
呼び方は様々ですが、役割は異なります。
自分たちが何をしたいから、どのような種類のサイトを作りたいかを明確にしておくことが、「作って損した~!」と後悔しない秘訣です。
余談ですが、300万かけてコーポレートサイトを作ってもらったが、売り上げが上がらないと嘆いていた社長を知っていますが、それはかなりかわいそうなことです。
なぜなら、コーポレートサイトは売り上げを上げるためのサイトではないのだから、売り上げをあげるために作ってもらったのなら、説明をせずにサイトを作った業者はひどいですね。
失敗しないサイト制作を!
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